Q.POLFAで測定可能なニオイと測定不可なニオイを教えてください。
A.センサー素子の反応原理上、『還元性のニオイ成分』は測定可能ですが、『酸化性のニオイ成分』は測定ができません。
『酸化性のニオイ成分』は、測定値を意図的に下げてしまうため測定ができません。
現在までにわかっているニオイ物質はおよそ40万種類と言われていますが、
そのうちのほとんどが『還元性のニオイ成分』なので、測定できない成分のほうが少なく、ほとんどの臭気・香りの測定が可能です。
なお、還元性のニオイ成分であっても、人間の嗅覚上、何のニオイか判別できない程度の弱いニオイはPOLFAの感度特性の点から測定ができません。
≪POLFAの測定値を下げてしまう物質・検知できないニオイ≫
●オゾン、塩素、フロン、NOx、SOx等の酸化性物質 : センサー値を下げてしまう
●何のニオイか判別できない程度の弱いニオイ : 検知不可
ニオイは、個々の化学成分が混ざった「複合臭」というかたちで存在していますので、
オゾンや塩素などの酸化性物質が混ざったニオイの場合は、それらの影響で通常よりセンサー値が低くでる場合があります。