ホルムアルデヒド中毒
ホルムアルデヒドの人体に与える影響
ホルムアルデヒド 濃度 |
主な症状など |
---|---|
0.08ppm | WHOの基準値・厚生省室内濃度基準 |
0.10ppm | 臭気を感じる |
0.25ppm | 呼吸がしにくくなる |
0.50ppm | 目・喉に刺激を感じる |
2.00ppm | 目が刺すように痛む |
10.00ppm | 激しい涙流、呼吸困難 |
30.00ppm | 生命に関わる重篤な状態 |

ホルムアルデヒドの災害事故について
ホルムアルデヒドの災害事故は次のような例が挙げられます。
①ホルムアルデヒドの危険性に関する十分な知識がなく、災害に至ったケース
例)ホルムアルデヒト漏洩防止の目張りをはがして入室。清掃作業を実施し、暴露
職場のあんぜんサイト 労働災害事例より
②安全衛生管理が不十分で、防毒マスクなどの防止策を行っておらず中毒に至ったケース
例)木材加工工場の生産ラインの点検整備中にホルムアルデヒド中毒
職場のあんぜんサイト 労働災害事例より
ホルムアルデヒド中毒の予防について

取扱注意
- 日光から遮断し、容器を密閉して涼しく換気の良いところで施錠して保管すること。
- 炎及び高温のものから遠ざけること。
- 熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。
- 汚染された作業衣を作業場から出さないこと。

換気
- 換気が十分でない場合には呼吸用保護具を着用すること。
- 個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。
- 呼吸用保護具、保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。