ホルムアルデヒド
ホルムアルデヒドとは
- 沸点-21.1℃の刺激臭をもった気体
- 反応性に富み、重合しやすい
- ホルムアルデヒドの空気に対する比重は1.07
- 空気との混合物は極めて爆発性が高い
下限7.0%上限73% 発火点430℃ 特定物質の中で最も爆発限界が広い
特定物質とは
科学的処理に伴って発生する物質のうち、事故によって排出されると人の健康又は環境に被害が生じるおそれのある物質であって、
大気汚染防止法施工令第10条に28種類の物質が指定されている。
ホルムアルデヒドの用途
ホルムアルデヒドは下記のような製品に使用されています。
合板、木質系フローリング、構造パネル、パーディクルボード、ユリア樹脂板、壁紙、接着剤、保温材、緩衝材など
ホルムアルデヒドの基準値
ホルムアルデヒドはそれぞれの関連法規によって許容濃度や基準値が定められています。
国内において定めのあるものについて下記にまとめました。
関連法規 | 名称 | 数値 |
---|---|---|
日本産業衛生学会 | 許容濃度 | 0.1ppm 0.12mg/m3 |
ACGIH(アメリカ合衆国産業衛生専門家会議) | 許容濃度 | 0.3ppm |
厚生労働省による室内空気中化学物質の指針値及び毒性指標 | 室内濃度指針値 | 100μg/m3 (0.08ppm) |
学校環境衛生基準 | 基準値 | 100μg/m3以下 |
JASホルムアルデヒド放散基準値
建築基準法によりホルムアルデヒド発散建材等の居室に関わる部材に対して厳しい制限が設けられています。
ホルムアルデヒド放散等級別に性能登録と性能表示を義務付け、無表示のものは使用禁止となりました。
表示記号 | 基準値 | |
---|---|---|
平均値 | 最大値 | |
F☆☆☆☆ | 0.3mg/L | 0.4mg/L |
F☆☆☆ | 0.5mg/L | 0.7mg/L |
F☆☆ | 1.5mg/L | 2.1mg/L |
F☆ | 5.0mg/L | 7.0mg/L |
