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硫化水素中毒

 硫化水素中毒について


硫化水素中毒とは硫化水素の濃度が100万分の10を超える空気を吸入することにより生ずる症状が認められる状態をいう。
参考:(酸素欠乏症等防止規則より)

 硫化水素中毒の発生する場所


  • ピット・マンホール
  • 浄化槽
  • 暗きょ(地下に設けた水路)
  • 地下室など地下構造物の内部
  • タンク、管、溝、槽、熱交換器など地上構造物の内部
  • 船倉の内部など

参考:JIS T8205硫化水素計より

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 硫化水素の人体に与える影響


硫化水素ガスの人体への影響としては曝露時間と濃度の両方によって決まります。

高濃度では甘い匂いを感じたのちに、嗅覚が麻痺します。警告性がなくなるので注意が必要です。

高濃度の硫化水素ガスを吸入すると、頭痛・めまい・歩行の乱れ・呼吸障害を起こします。

ひどい場合は意識不明・けいれん・呼吸麻痺を起こし、死に至ることもあります。

硫化水素濃度(ppm) 主な症状など
0.03 臭いを感知できる下限値
5 不快臭を感じる
50~100 咽頭炎や気管支や、結膜炎や目の痛みを引き起こす
100~200 臭覚・嗅覚麻痺
200~300 気道粘膜の痛み
600 呼吸運動が現れたのち、呼吸麻痺・窒息死
1000~2000 即死

 

 

 硫化水素中毒を予防する3つのポイント


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作業環境測定

その日の作業を開始する前に、当該作業場における空気中の硫化水素濃度を測定すること。

注)空気中の硫化水素濃度が10ppm以下であることを確認すること。

換気

酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合は、当該作業を行う場所の空気中の酸素の濃度を

18%以上(第二種酸素欠乏危険作業に係る場所については、空気中の酸素の濃度を18%以上、

かつ硫化水素の濃度を10ppm以下)に保つように換気しなければならない。

作業場所の酸素濃度が 18%以上、硫化水素濃度が 10ppm 以下になるよう換気すること。

保護具の使用

換気できないとき又は換気しても酸素濃度が18%以上、硫化水素濃度が 10ppm 以下に出来ないときは、

送気マスク等の呼吸用保護具を着用すること。

保護具は同時に作業する作業者の人数と同数を備えておくこと。

いかがでしたか?


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